銀河鉄道の夜

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皆さんご存知の宮沢賢治さん。

でも、「読んだことがあるか」と言われると、

「名前だけは知っているけど…」という人も多いかと思います。

この本は、宮沢賢治さんの「銀河鉄道の夜」の世界を

影絵作家の藤城清治さんが再構成した絵本です。

この影絵の雰囲気は、みなさんも

どこかで目にされたことがあるのではないでしょうか。

藤城さんは、2017年現在、93歳。

今も現役で、作品を作り続けていらっしゃいます。

とにかく、光と影の表現が美しくて美しくて

「銀河鉄道の夜」の、幻想的な世界に、

絵本を開くだけで入っていけるような気持ちになります。

宮沢賢治さんの文章は、表現の仕方が独特で、

ちょっと読むときに難しいところもあるのですが、

藤城さんは原作の世界をそこなわずに、

影絵の表現と合わせながら、読みやすく構成してくれています。

ジョバンニとカンパネルラ

二人の少年が見るものや

そこから感じるものが

私たちの胸にも、静かに響いてきます。

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