プロフィール

こんにちは。金子聡子です。

本当の望み・人生の方向性を明確にする「心の声コンサルティング」や、
主に大人のかた向けの絵本の紹介・朗読をしています。

*カウンセリングとコンサルティングって、どう違うんですか?

*絵本キュレーターって、なんですか?

私は25年間、小学校と特別支援学校の教員をしていました。

小さいころから「学校の先生になる」ことしか考えていなかった私は

子どもができなかったこともあり、

職場で本当に一生懸命働きました。

子ども達が好きだったし、辛いこともありますが、

先生という仕事が好きだったのです。

しかし、2014年の秋、同居の義母が認知症と老人性うつ病と診断されました。

仕事ばかりして家庭のことは義母に任せきりだった私は

早朝から夜中まで働いていたペースを落とし、

少しでも早く家に帰ろうと、職場を早く出るようになりました。

でも、義母の状態は悪くなるばかり。

仕事も山のようにたまって、平日早く帰った分は

休日出勤をしながらなんとかこなすのに精一杯。

そんななか、ある日の早朝、ぼや騒ぎ直前の状態で台所で泣いていた義母を見つけ

教員を続けることをすっぱりと辞めることにしました。

その後、様々な方と出会い、自分と向き合っていく中で

私は今まで「学校の先生としての自分」の比重が

あまりにも大きかったことに気付きました。

「自分が好きなことは何か」

そんなことすら、答えられなくなっていたのです。

私は、少しずつ、少しずつ、

「仕事で必要だから」という考え方から離れ、

「今、私は何がしたいのか」

「今、私が好きなことは何か」

それらを、行動しながら思い出していきました。

中でも、私が小さい頃から大好きだったのが

「絵本」だったのです。

教員を辞めて、部屋の本棚を整理したとき、

仕事関係や研修関係の書籍ばかりそろえていたことに気づき

私は愕然としました。

段ボールで20箱以上リサイクルショップに持ち込み、

それ以上の本を処分しました。

子ども達に読み聞かせるために買っていた絵本は

ほとんど寄付とリサイクルに回しました。

その中で

7冊だけ

私が手放せなかった絵本があったのです。

それは、誰かのためではなく

私が、自分だけのために選んだ絵本たちでした。

自分が「好き」というだけで選んだ絵本たちでした。

改めて読んでみると

以前とは全く違う感覚が生まれたり

初めて読んだときの記憶が甦ってきたりして

とても不思議な気持ちになりました。

すごく、気持ちがよくて

幸せを感じるひとときでした。

私が、自分の好きなことに素直になって行動するようになると

不思議なことに義母の状態がみるみるよくなりました。

「若いうちに、好きなことをしなさい」とまで

私に言ってくれるようになりました。

ですが私は、何かしたいけれど何をしたらいいのか分からない

という状態に陥りました。

気持ちは焦るのですが、焦ったから何かが生まれるわけではなく

約1年間、ただただ、自分がやりたいと思ったことを素直にやりながら

自分と向き合う日々を過ごしました。

そんなある日、私は「かめおかあきこさん」という、地元に住む絵本作家さんの

絵本原画展に行きました。

『わすれものをとどけに』という題名のその絵本の原画と

絵の下に書かれているストーリーを見たときに、

私の中に衝撃が走りました。

この絵本に描かれていること

これは、この1年間、私がすべて経験してきたことだ・・・

パステル調のやさしい色使い

かわいらしいキャラクター

そして、深い深いストーリー・・・

私は、この絵本を、もっともっとたくさんの人に紹介したい!と思いました。

まずは自分で3冊買って、友人に見せました。

興味を示してくれた友人にはすぐにプレゼントしました。

3冊はあっという間になくなり、

私はまた5冊、さらに3冊と買って、

いろんな場所に行ったときに紹介したり、プレゼントしたりしました。

すると、『わすれものをとどけに』が大好きな私自身の手元にその本がない、という

へんてこりんなことが起こりました。

そこで、1冊だけは必ず自分の手元に置いておけるように、

作者である かめおかあきこさんにお願いしてサインを書いていただきました。

このサイン本は、これからもずっと私と一緒にいます。

どうやったら、もっとこの本をたくさんの人に紹介できるんだろう。

いや、この本だけでなく、大人だからこそ読んで欲しい絵本が

たくさんたくさんあるのに・・・

そう考え始めたころ、

「絵本を紹介する」ことが仕事になる、というアドバイスを受けたのです。

私は、2017年3月から「絵本キュレーター」と名乗り、

自分の経験をもとに、私なりの視点で

大人の方に絵本を紹介する活動を始めました。

私が絵本を紹介するのは、

絵本が、その人の感覚をひらくためのツールになると考えているからです。

人生を幸せに生きていくために大切なのは

「こうしなければ」「こうすべき」など、周囲の人や常識に合わせるのではなく

自分自身の心の声を聴き、感覚を素直に受けとめ、行動すること。

「好き」「きらい」「なんとなくこう感じる」というような感覚は、本人だけのもの。

比べることも、評価することもないのです。

自分の「心の声」を聴き

自分自身の感覚を素直に受けとめ

自分を満たし 表現していくことで

内側からあふれる幸せが

周りにも広がっていきます

私は、あなたが安心して

自分自身と向き合い、表現できる

場所と時間を提供します。

【金子聡子 プロフィール】

1967年山形県生まれ。1992年から25年間、小学校と特別支援学校の教員として勤務。その間、学級担任、教育相談員として、子ども、保護者、幼稚園や保育園の職員、小中高の教員、地域の福祉担当者と共に教育活動に携わる。教育カウンセラー、特別支援教育士等の学びと経験から、心理学をベースとした考え方や行動についての研修会、講演会を主催。自身も学びながらアドバイスを行う。学校現場で絵本の読み聞かせの活動を続け、子どもたちに毎年300冊以上の絵本を読み、紹介してきた。

2015年3月、家族の病気により早期退職。家族の病気とかかわりながら自身をふり返っていく中で「自分のことが大嫌いだ」と思っていたことや、「がんばっていないと認められない、愛されない」という想いが強くあることを自覚し、愕然とする。

2016年1月に”幸せマニア”の本田晃一さんと出会い、「自分が大嫌い」な状態から「自分自身を好きになる」やり方を実践し続けることで、人生が音をたてて変わる。自分自身の心の声を聴き、受けとめ、受け入れ、行動し続けることで、40年以上「ねば」「べき」という世間の常識でガチガチだった心の扉を一つひとつひらいていく。その過程で、これまで子どものものだと思ってきた絵本が、大人にこそ必要なものであることに気づく。2017年3月より「絵本キュレーター」と名乗り、主に大人のかたへの絵本紹介や朗読等の活動を行う。

また、学び続けるなかで「自己受容=すべての自分にOKを出すこと」が笑顔で生きるための土台になっていることを確信。心理学の知識や経験をベースとしながら、2021年5月より「心の声のコンサルタント」として、「すべての自分にOKを出し、穏やかな笑顔と喜びが循環する世界」について発信している。

*2017年からの活動実績はこちら → ル・リアンミュゼ「イベントの部屋」