ホーム > ル・リアン ミュゼ > 絵本の部屋 > きょうはなんのひ?
ラストシーンまでびっくりが続く、
本当に練られたストーリーに驚かされます。
そのウィットに富んだ内容が
林明子さんの描くやさしいやさしい絵で包み込まれ
一見すると「かわいいなあ」と思いながら
するすると読んでしまうのですが
読み返せば読み返すほど、よくできてるなあと感心させられます。
両親が朝食を食べている脇を
赤いひもが付いた紙を後ろに隠しながら、
静かに歩く、まみこちゃん。
これが表紙の絵。
この表紙から、すでにストーリーは始まっているのです。
とにかく、まみこちゃんの笑顔が最高!
林明子さんの描くキャラクターは、
とってもやわらかくて、やさしくて
見ているだけで心がほっこりします。
文中に出てくる、まみこちゃんが大好きな絵本
『マドレーヌといぬ』
これは、作者の瀬田貞二さんが
ベールマンスの作品を翻訳したもので、
1973年に福音館書店より出版されています。
文の中にも、絵の中にも
いろいろな工夫が隠されている。
作家さんたちと対話をしながら読んでいるような気持ちになれる絵本です。
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